治療を行う前に……

治療を行う時期は

外科矯正では、顎の骨の手術をおこなうので、少なくとも手術時には顎の成長が終了していることが必要です。手術後におおきな成長があると、あとから噛みあわせがずれてしまう場合があります。
身長が伸びているうちは、顎も成長しているので、若年期の場合は成長の終了を確かめてから、手術が必要かどうか確定します。女性は14~15歳、男性の場合19歳くらいが目安です。
※注)本来、抜歯や手術をできるだけさけるためには、成長期の早い時期から矯正治療をおこなった方がベターです。しかし不正咬合のタイプや程度によって、矯正治療に最適な時期や内容が異 なるので、お子様の不正咬合にお気づきになったときは、できるだけ早く、いちど矯正専門医を受診されることをおすすめします。

治療のメリット・デメリット

メリット

  • 通常の歯列矯正では治せない不正咬合に適応
  • 無理に手術なしで治療した場合とくらべて、歯や歯周組織の負担が少ない
  • 症例によっては、治療期間の短縮が可能
  • 顔の印象が変わる・よくなる
  • 手術費まで含め、健康保険の適用により、通常の歯列矯正よりも治療費を低く抑えられる
  • とくに手術時には高額療養費制度の利用が可能。

デメリット

  • 10日~3週間程度の入院が必要
  • 全身麻酔を伴う手術が必要
  • 手術直後しばらくは顔が腫れる
  • 顎の骨を切るので、まれに手術後に部分的な痺れなどが起こる可能性がある
  • 外科矯正を受けられる歯科医院が少ない
  • 外科矯正に健康保険を適用できる歯科医院が少ない
  • 一般的な矯正治療と比較して、平日昼間の時間帯での通院も必要

目黒青葉台矯正歯科クリニックの外科矯正

目黒青葉台矯正歯科クリニックの外科矯正

歯科治療では、「見た目の美しさ=審美性の向上」と「きちんと噛めること=機能性の向上」の両立が大切です。矯正治療も同じく、きれいな歯ならびできちんと噛めること、を目標にしなければなりません。

顎の手術をともなう歯列矯正では、噛みあわせの治療と同時に、手術により顔のバランスも大きく変化させ、改善します。外科矯正を受診される患者さんの半数以上が、顔貌・顎のアンバランスを気にして矯正歯科を受診されているとの統計もあり、「審美性の向上」は外科矯正においても非常に大切なテーマです。

一方、上下の顎のバランスは、歯並び・噛みあわせと密接な関係があります。したがって、噛みあわせの問題を考慮して治療をすすめなければ、安全な外科矯正とはいえません。患者さんの求める「審美」と同時に「機能性の向上」の両立をはかるのが、矯正専門医のつとめだと考えています。

目黒青葉台矯正歯科クリニックでも、外科矯正は第一に「医療」として考え、「噛みあわせ」という機能を中心に据えて治療にあたります。機能性の向上を求めて歯ならびや噛みあわせを改善することは、イコール自然に審美性の向上につながることだと私たちは考えています。

Copyright © 目黒青葉台矯正歯科クリニック. All Rights Reserved.