外科矯正について

外科矯正とは

外科矯正は「通常の歯列矯正だけでは噛みあわせが改善できない」と判断したときに行う外科的な矯正治療です。外科矯正といってもいきなり手術に入るわけではなく、多くの場合は矯正治療からはじめます。

処置内容

まずは手術の準備=歯列矯正

まずは手術の準備=歯列矯正

治療の第一段階は歯列矯正です。手術前の矯正なので「術前矯正」といいます。
顎の手術をしたあとの骨格でバランスよくきちんと噛めるように、まず歯列矯正をおこないます。不正咬合の状態や治療計画により異なりますが、平均1~2年の期間をかけて手術にむけ歯列矯正をおこないます。この間の通院頻度は月1回程度です。
歯型の模型で手術後の噛みあわせを確認し、準備ができたら手術にはいります。

術前矯正が終わったら……入院と手術

術前矯正が完了したら、顎の骨を切る外科的な手術(骨切り術)をおこないます。全身麻酔をおこない、顎の骨を切って移動させ、正しい位置に固定します。手術は口の中からおこなうので、顔に傷が残ることはありませんので、ご安心ください。

退院後は……

手術後1~2ヶ月は、顎の骨がまだ不安定なので、注意深く経過をみていきます。普段の歯列矯正のときよりも頻繁に通院していただく場合もあります。
手術直後しばらくは顔が腫れますが、徐々に治るので心配ありません。

手術後の歯列矯正

手術後の顎の位置での歯ならび、噛みあわせを最終的に仕上げるための歯列矯正です。手術した顎の骨が、最終的にもとの強度に回復するには最低でも半年~1年かかるので、少なくともこの期間は歯列矯正を続けます。
歯列矯正が終了したら、後戻りしないように経過観察する期間に入ります。

治療の効果

  • 噛みあわせ・歯ならびの改善
  • 顎の変形の改善
  • 発音のしにくい音が改善される
  • ものが食べやすくなる
  • くちびるが閉じやすくなる・・・など。

目黒青葉台矯正歯科クリニックの外科矯正

治療費用の目安

外科矯正は、自立支援医療指定医療機関(育成医療 更生医療 顎顔面機能診断施設指定医療機関)に指定されている医院で治療をおこなう場合は、健康保険の適用が可能です。これは、顎変形症の患者さんでは見た目の問題よりも、咀嚼や発音の面で生活に支障をきたしている、という切実な理由に基づいているといわれています。

保険が適用された場合の治療費の目安は、術前後の矯正治療と入院・手術費の総額で50~60万円程度です。健康保険がつかない場合、100万円以上になってしまうケースもあります。外科矯正の治療を始める前には、医院へ問い合わせをするようにしましょう。
目黒青葉台矯正歯科クリニックは、指定医院のため健康保険が適用可能です。また、当院では患者さんに高額療養費制度の利用をおすすめしています。

高額療養費制度とは?

以下の条件を満たす治療を受けた場合、80,100円を超える治療費が戻ってくる制度です。

条件

  • 1 同じ病院で支払った1ヶ月の医療費が80,100円を超える
  • 2 国民健康保険または社会保険に加入している
  • 3 本人が申請をおこなう

申請の手間はありますが、医療費が高額になる外科矯正には適用可能です。ぜひご利用をおすすめします。

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